花のたより☆山のふみ ~青森県立名久井農業高等学校~

緑豊かな森の中ある小さな農業学校での高校生活と環境研究グループFLORAの活動を紹介します。

2023-03-01から1ヶ月間の記事一覧

DEATH NOTE

今年も新しい研究テーマを決める時期が来ました。 最近のFLORAのテーマ設定の方法は、先輩の失敗研究の中から 磨けばお宝になりそうなものを見つけるスタイルが主流。 宝石の原石である失敗研究は、なんと約30テーマにもなります。 今年で結成15年目。つまり…

色黒のリンゴンベリー

FLORAがストックホルムで開催された水の国際大会に出場した記念に 植えたリンゴンベリー。日本でいうコケモモです。 スウェーデンではジャムやミートボールなど肉料理に添えられて出てくるので 渡航したメンバーにとってはお馴染みの食材となりました。 北欧…

ファミリーヒストリー

先日行われた新生フローラメンバーの初顔合わせ。 そこで紹介したのがFLORAの系図。いわばファミリーヒストリーです。 これを見ると14年というチームの歴史の半分以上を占め、 圧倒的な存在感を示しているのが本家FLORAであるTEAM FLORA PHOTONICS。 園芸科…

アナログ VS デジタル

先日、初顔合わせを終えた新生FLORAメンバー。 検討の結果、なんとかテーマを決めることができました。 冒険家たちがチョイスしたテーマについては、また後日紹介したいと思います。 さて次の活動は来週4月。さっそく実験の準備に入るので こちらではテーマ…

ご破算で願いましては

3月も残るところ数日となりました。 今月中旬に北海道の大学に進学したFLORAのOBもきっと生活に慣れた頃です。 このところ2年に1度、解散と再結成を繰り返しているFLORAは 連続で続いているというよりは、2年おきにリセットしているという感覚。 昨日は新メ…

25枚でフィニッシュ

春から名農生のコンクールなどの成果を張り出してきた掲示板。 予定されていたすべての大会が終了したので、これが最終版となりました。 嬉しいことに掲示板から、はみ出してしまいました。 TEAM FLORA PHOTONICSが活動を始めた頃は 1年かかっても2つの掲示…

目指すは一攫千金

これはFLORA HUNTERSの本拠地である馴化温室脇にある 大鉢から顔を出したふきのとう。これからどんどん大きくなると思います。 さていつも不思議に思うのは花が咲いてから、葉が出てくること。 植物は受粉して果実や種子を作りますが、これには大量のエネル…

ようこそ冒険者たち

今日は新生FLORAの初顔合わせ。ファーストミーティングです。 みんなで確認するまず1つは、FLORAという研究集団の歩み。 そして14年間の活動の中で築いたたくさんの流儀です。 時代とともに変化しながらも本質はずっと変えずに貫いてきた文化を 7人のメンバ…

まるで名農特集

これは日本学校農業クラブ連盟の機関誌「リーダーシップ」。 全国のすべての農高生に配布される隠れたベストセラーです。 これは先日届いた春号ですが、中には名農の文字がたくさんあります。 まずは名農が、今年度のFFJ検定の特級合格者が全国一多かったと…

目的外使用

馴化温室脇の大鉢にこんなものを見つけました。 昨年、すでに片付けたと思っていましたが勘違い。 雪が溶けたら出てきました。 実はこの黒いものは大きな袋。 鉢に被せたら遮光や保温ができるかを調べるためにセットしていましたが 忙しさについ実験も片付け…

まもなくファーストミーティング

現在の馴化温室です。ご覧の通り、たくさんあった鉢などは整理され 床もFLORA HUNRERSによって昨年の秋に掃除され、現在はきれいです。 さて先日結成15年目、メンバーとしては14代目となる新メンバーが発表されました。 2年に1度、結成と解散を繰り返してい…

木の芽雨

春になり雪に代わって雨が降るようになってきました。 一般に2月下旬から3月上旬に降る雨のことを「木の芽起こし」と呼びます。 木々の芽の成長を促すからですが、東北であればちょうど今頃。 先日の雨こそ、まさに「木の芽雨」です。 このところ嬉しいこと…

北国の春

春の陽気に誘われて 久しぶりにFLORAの本拠地である馴化温室にやってきました。 左が馴化温室、中央はかつての熱帯植物園。 熱帯植物園は現在使われていませんが、 なかなかヘビーで立派な作り。再利用のアイデアが求められています。 右端はビニール温室。…

狂った春

狂った春が大暴れしています。 先日、いつもよりも早くクリスマスローズのオリエンタリス種が 蕾をつけたと紹介していましたが、なんと咲いてしまったのです。 さらにサクラの開花予報はまた1週間早まり4月11日に修正されました。 このクリスマスローズは10…

早春賦

今日は名久井農業高校の終業式。 名農生は2022年度の学習をすべて終えることになります。 またそれと同時に今日は離任式でもあります。 長い間、お世話になった先生方が退職されたり 異動されたりとこちらは卒業式とはまた違う寂しさを感じます。 しかしそれ…

FLORAは農業の研究班

今月、農業に関するアイデアや活動を提案するコンペが開催されました。 FLORAは、昨年末に本家の草花班とともにエントリー。 その結果、書類審査やオンライン面接を見事通過し、 2チームとも大人も混ざったファイナリスト8チームに選ばれたのです。 しかし…

タスキを繋げろ

先月、取材を受けていたFLORA HUNTERSの代表。 その時の話がまとまったとライターさんから記事が送られてきました。 当日、インタビューはオンラインで行われました。 自由に話せるよう気を遣い、こちらは席を外していたので 彼女が何を話していたのか知りま…

植物マップ

これはかつて園芸科学科1年生が履修していた グリーンライフという科目の学習風景。15年ぐらい前の古い写真です。 彼が作っているのは名農のキャンパスとその周辺の地図。 自分たちの学んでいる名農周辺にどんな植物が自生しているのか調べては、 その位置を…

忘れ物

これはいったい何でしょう。 なんと長さが1mもある透明のアクリルパイプです。 今まで、いろいろな実験をしてきたFLORAですが 最近は実験装置を自作することが増えてきました。 現在のFLORA HUNTERSのメンバーたちも 全員が100均ショップからたくさんのプラ…

トイレットパーパー

これも古い古い写真です。撮影されたのは2009年の秋。 研究班がまだTEAM FLORA PHOTONICSと名乗る前です。 さてこの袋の中に入っているのはなんだと思いますか? 実はキノコ。あまりに昔なのでキノコの種類も忘れてしまいました。 でも袋の中が白い菌糸でい…

テキスト掲載

これはNHKの「NEWSLINE」という本。 NHKでは英語で放映する国際放送がありますが そのニュースを題材に英語を学ぼうという簡単なテキストです。 実は1年ほど前、Treasure Huntersに掲載の依頼が来ていました。 彼らの功績といえば機能性集水システム。 乾燥…

ひとりじゃないの

今日は春分の日。春の真ん中、彼岸の中日です。 3月は入試や行事があったことから、あっという間に過ぎ残り10日ほど。 24日の終業式を待つだけになりました。 これはちょうど今から1年前のFLORA HUNTERS。 彼らは3月16日に日本農芸化学会、24日には植物生理…

そんなの関係ねえ

3月1日の卒業式の直前、 FLORA事務所は旅立つメンバーにアルバムに加え、 2年間撮りためた写真や動画を差し上げました。 園芸科学科時代のTEAM FLORA PHOTONICSは CD1枚あれば保存できました。 しかし環境システム科に移籍してからは動画も多くなりCDでは収…

警鐘が聞こえる

先日、ボロボロになったクリスマスローズの原種ニゲルを紹介しました。 その際、もうひとつのクリスマスローズ「オリエンタリス種」の開花は いつもは4月上旬だといいましたが、観察すると何と蕾があるではありませんか。 実はこれは16日のもの。ずいぶん早…

名農プロジェクトのトレンド

2月下旬に配布された今年度の研究集録。 3年生たちが2年間取り組んできた研究の概要が記録されています。 個々の研究に目を通すのは、工夫が感じられてもちろん楽しいのですが、 目次を見ると名農生がどんな研究に取り組んでいるのかというトレンドもわかり…

こんなはずじゃなかった

これもJr.の実験。お恥ずかしいことに、こちらもスッキリしない失敗研究です。 題材にした植物は「ユリ」。LEDによって球根を大きくさせるのが目的でした。 なぜならユリの球根「ユリ根」は高級な和食食材。 花ではなく作物として捉え、栽培研究に挑んだので…

名農生の名農生による名農生のための

名農生のプロジェクト活動を記録する「研究集録」が完成しました。 面白いことに原稿は3年生が自ら製作し、 農業クラブが学校印刷して製本という家内制手工業で作られています。 しかし学校新聞などと違い、保護者や校外に配られたりすることはなく 名農生だ…

体を張って

約2ヶ月間のコールドスリープから先月目覚めたヘレボルス・ニゲル。 通称クリスマスローズですが、このところ急に気温が上がってきたためか ご覧のとおり花びら(本当はガク片)に穴が空くなどボロボロになってきました。 また花がピンクに着色していること…

反省だけなら猿でもできる

こちらもJr.の研究。 水耕栽培でトウモロコシを作ろうという大胆なテーマです。 青森県には「嶽キミ」というトウモロコシがあります。 嶽とは岩木山のこと。トウモロコシは寒暖差の大きい 標高の高い山麓で栽培することで甘くなるため なんと1本500円近い高…

開花予報!

これは3月上旬の名久井岳。卒業式が過ぎた後も雪が降りました。 ところが名久井岳は標高615mしかありません。 森林限界は北海道でも1000m前後なので、名久井岳には樹木がいっぱい。 そのためいくら雪が降っても山頂は真っ白くならず、ご覧の通りです。 しか…